写真は静岡市の久能山東照宮の大棟の様子です。肌のし一段の上に二段のしを積み輪違いといった棟飾りを復元いたしました。
一枚瓦が割れていましたので特殊接着剤で固定しておきました。瓦は脆い為はだのしには細心の施工が必要です。
本葺瓦で施工で復元いたしましたので足場が取れて下から見上げるのが大変楽しみですね。
そして白い部分は輪違いの瓦を南蛮漆喰で施工後、白漆喰で化粧した部分です。このコントラストがカッコイイですね。ただ棟の線は消えてなくなってしまいますが・・・
輪違いの役物は素丸瓦を上から垂直に切った物を交互に重ねて積み上げております。棟飾りにはその他龍や、瓦の彫刻などがあげられます。先代の会長からの(かっこ悪いから使うな)といったメッセージが、根強く弊社に残っているせいか、龍などの彫刻の棟飾りはあまり使いません。 棟の線は消したくありませんので。