遅くなってしまったが、先日袋井市のS福寺さんの本堂の鬼瓦を上げた。鬼瓦は2枚目の写真のように、細かく分けて作られている。しかし2人で支えるのにかなり重たいので時間がかかる。今日も鬼瓦を据えるのに1日がかりだ。
鬼瓦、経の巻きと言う種類だ。写真のようにいくつかに分けて作られる。 理由はいくつかあり、まず 大きさの問題で、鬼瓦を鬼師の職人さんが造りあげるプロセスで、大きいと乾燥に時間がかかりひび割れなどをおこす可能性が非常に高いのだ。
あと大きいと窯に入らない事があったり、焼きむらがでたりします。この様な事を総合的に判断して現在
セパレートの鬼瓦(大棟)が社寺では主流である。
大きさが、焼いた時に微妙にずれてしまう為、ベビーサンダーで調整します。そして銅線とステンのボルトで固定します。銅線は特殊な樹脂でコーティーングしますので酸化を防いでくれます。