先日、東京都府中市にある東郷寺様で着工式を行いました。着工式はあいにく雨でしたが、東郷寺さんの山門は大きいので、今回工事する山門の下で行いました。
今回の工事は弊社受注物件で山門の袖塀の改修工事をさせていただきます。東郷寺さまとは、長くお付き合いさせて頂いており、30年近く前に客殿の改修工事をさせて頂いてからの長いお付き合いになると思います。
今回の工事で東郷寺さん出入りの伊藤石材工業さんも一緒に工事させて頂くのですが、なんと先々代からのお付き合いだとか・・すごいですね・・
この工事は、東郷寺に色々携ってきた、人達で構成され、まるで家族の様なあたたかい工事になると良いなと思います。
住職さんも拘りがあり、仰っておりましたが、石は国産でお願いしたいとの事。やはり安価な中国産も悪くないのでしょうが・・日本のすばらしい石や石切技術を伝承して行くには、国産を使って工事して行く事がが、日本のものづくりの文化を残して行く意味でも大切な事なのだと思います。
工事の安全を祈願して、名古屋のkn建築さん、茨城県の伊藤石材工業さん、仮設工事の川本工業さん、イートンさんと、四方と鬼門を清めさせて頂きました。
【東郷寺】
府中市観光協会ホームページより
多磨霊園駅より南へ坂を下った右側に東郷寺の大きな山門がそびえたっています。どこかで見たような気がするという方もいるのではないでしょうか。
簡素でしかも力強いこの山門は、ベネチア国際映画祭など海外で絶賛された、黒澤明監督の名作「羅生門」やそれに続く「美女と盗賊」のモデルになったといわれています。
この聖将山東郷寺は、もともとは、日露戦争日本海海戦で有名な東郷平八郎元帥の別荘地でした。
東郷の死後、元帥を慕う人々によってここに寺が建てられました。
元帥の別荘の建物は今でも残っています。門前には府中市の名木100選の巨木“しだれ桜”があり、山門とともに、府中を代表する桜の景観の一つとなっています