久能山東照宮国宝に

2006年にお世話になった久能山東照宮が国宝になりました。静岡県民として大変ありがたい事です。弊社は2006年に神厩(うまや)の屋根の葺き替えを担当、古い瓦をおろし、寒い中一枚一枚手洗いしたのが、印象に残っておりました。

ss_image_1.jpg 由来
東照宮の御祭神である徳川家康公は天文11年(西暦1542年)12月26日、三河国(現在の愛知県)の岡崎城でお生まれになりました。時は戦国時代、ご幼少のころより人質のご身分であった家康公はあらゆる艱難辛苦を跳ね除け、遂には天下を統一し征夷大将軍の座に就かれました。戦国時代の混乱は家康公の治世によってたちまち回復し、あるゆる産業、学問、文化が花開いた「太平の世」が始まったのです。

晩年を駿河国(現在の静岡県)駿府城で過ごされた家康公は、元和2年(1616年)4月17日に75年の生涯を結ばれました。亡くなる直前、余命いくばくもないことを悟られた家康公は家臣たちに「遺骸は久能山に埋葬すること」を遺命として託されました。ご遺命の通りに遺骸はただちに久能山に遷され、二代将軍徳川秀忠公は久能山に徳川家康公を祀る神社を造営することを命じました。大工棟梁には中井正清が選ばれ同年5月に着工、1年7ヶ月の期間で建てられたのが久能山東照宮です。

社殿は当時最高の建築技術・芸術が結集された「権現造」の様式で、日光東照宮を始め全国に多数造営された東照宮は久能山東照宮が原型とされました。また、棟梁を担当した中井正清はその生涯で名古屋城(国指定特別史跡)・仁和寺(重要文化財)・二条城(国宝、世界文化遺産)など現在にも残る重要な建造物を手がけましたが、久能山東照宮は中井正清の晩年の傑作であるという評価から、平成22年に国宝に指定されることが決まりました。
 

 写真・記事 久能山東照宮ホームページより

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 2006年当時の工事の時のブログ記事です。

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御世話になっております。神谷瓦店よりご紹介いただき、三○住○建設様と共に静岡県静岡市の久能山東照宮(重要文化財)神厩(うまや)の工事に御世話になっております。現在屋根より瓦を下ろして瓦を水で一枚一枚洗っております。

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