掛川市の某住宅工務店さんの○堀さんより依頼がありルーフラミテクト(屋根防水下地材)を今回試験的に使用する事になりました。
このルールラミテクト、従来のアスファルトルーフィングと全く違った商品です。通常ルーフィングはアスファルトを中心とした製品で、防水性能を重視し、透湿効果はほとんどありません。
しかしこのルーフラミテクトは22kアスファルトルーフィングの200倍の湿気を通す性能を持っております。材質は、外壁などに使う防水透湿シートのような感じでした。アスファルト系の22kゴムアスルーフィングのように建築での長期の使用実績がなく、新しいい商品ですので、実際の経年変化を伴った防水性能がどれほどあるのか分からないので注意がひつようです。
建築建材は今までの経験では、カタログ数値はあまりあてにならず、やはり長いスパンで積み重なった実績が、一番信頼できる気がするからです。
良い点は重量が非常に軽い為、施工しやすいいですね。しかし軽すぎて風などが吹くとすぐに転がってしまいます。 やはり慣れでしょうか、
総評としては、現在の屋根の構造は、換気工法や棟換気などを付けるなどの工夫がされており小屋裏の温度と外気と差がほとんど無いようなきがします。
湿気は外気と内側の空気の温度差でおきますので、一定の換気構造確保されていれば、従来の実績あるアスファルト系の防水施工方法を犠牲にし予算をかけてまで透湿性能にこだわるのもどうかと思います。
どうしてもそこに透湿に必要性があるのならばルーフラミテクトなどを選択する価値はあるかもしれません。
発砲ウレタンなどで野地の裏側から吹き付ける工法などに
使用した場合、そこに投資する意味が無くなってしまう場合もありますので、闇雲にどの物件でも、といった事ではなく適材適所で使用したほうが良いのではないのでしょか。
少し様子をみて使ってみます。