御世話になっていた、KC寺さんの大棟が完成しました。清水区のS工業社さんには、大変御世話になりました。
監督さんも大変感じの良い方でさすが多くの物件を手掛けてこられた監督さんだなと実感しました。
この大棟は、板金屋根の棟の上に施工させて頂きました。
鬼瓦は海津鬼で鬼の中には、水戸黄門でもおなじみ徳川葵の紋を取り付けました。
棟の段数は8段鳥休みつきで、反りのし瓦を使い、築地(ついじ)の鳥居積み工法でとらさせていただきました。
鬼瓦も弊社職人手作りで、既製品をただ座らせるのではなく、原寸から勾配を拾っておりますので、鬼瓦足の部分は、屋根のカーブに合っています。
鬼には予め住職さんにお願いし、鬼瓦焼成前にヘラ書きしていただきました。御世話になった海長寺さんは、かなり歴史のあるお寺様で、天正時代には家康公が、武田家臣と戦いをおこし敗れ、海長寺〔当時は海上寺〕に駆け込み難を逃れた話が伝わっているくらいだ。