お世話になっております。島田市のS寺です。
現在平葺き作業中です。
今回は、簡略式の奈良瓦センターの飛鳥2号を使用いたしました。本葺きよりは線が甘いですが、桟葺きより桟山が大きく見えます。
一体型でも軒先は、敷き平、軒から草、軒巴などの本葺きと同じセットを使用します。
奈良瓦センターの瓦は、水返しが瓦の端部についていて南蛮などの使用が減り軽量化できます。
向拝(ごはい)部分の蓑甲部の納まりです。雨が入りやすいヶ所なんで注意が必要です。
靫瓦(うつぼがわら)です。向拝の入り隅部分に雨を受け止める瓦です。技能士の試験でもこの瓦が出題されます。
京都の本願寺の平成の大改修でも取り上げられております→こちらクリック(本願寺御影堂平成大修復推進事務所だより)