昨年より屋根の施工でお世話になっていた、静岡市の駿府城公園の中にある坤櫓が、全て完成し4月2日に行われてた完成記念式典に参加させて頂きました。オランダ駐日大使なども参加されていました。
天気も良く式典日和となりました。写真もきれいに写ります。
案内看板がありましたので受付に向かいます。
写真中央 駿府公園を駿府城公園に変えて頂いた田辺 信宏(たなべ のぶひろ)市長
工事関係者や議員さんなど、かなりの出席者でした。ゲストにはお侍さんもおりましたよ。
くす球を割って中に入れます。白壁が美しいくまぶしいです
静岡の駿府城公園は市街地にあるため櫓などの建造物は公園の内側から撮影するとビルなどが高い為写真に写りこんでしまうのが残念ですね。
静岡市の公園整備も、長い年月がかかってますが一歩一歩完成に近くなってきてますね、計画では清水御門も復元の計画に入っていたかと思います。今後の動きが楽しみです。
宮大工の棟梁(藤田社寺)さんともお話させていただきました。この櫓は跳ね木などが無い構造なので社寺と違い屋根のてりの線を出すのが大変だったとの事でした・・いつも手掛けている神社仏閣の工事と小屋組が違うので、いろんな意味で城は難しいですね。
いよいよ内部に入場致します。基本的に瓦屋は工事の際中に入る必要が無いので今回が初めてです。
その前に、今回瓦工事の幹事会社様でございます、全日本瓦工事業連盟 アスカ工業㈱(東京都)山田 勝雄会長様と記念撮影させて頂きました。瓦工事大変お世話になりありがとうございました。
設計士 建築文化研究所の八木先生とも後挨拶させて頂きました。この駿府城二ノ丸坤櫓ですが平成23年度より着手し約3年の工期で平成26年4月完成となりました。坤櫓は、1854年(安政元年)の地震により崩壊し、実に160年ぶりのお目見えとなるのです。
今回の式典には、オランダ王国のラーディンク・ファン・フォレンホーヴェン特命全権大使もお越しになり、今から400年ほど前、家康公がここ駿府城にて発行した朱印状の複製を、友好の証として静岡市に寄贈されていました。
右写真(静岡市ホームページより引用) 静岡市とオランダの歴史は長く、慶長三年(1598)にオランダ船リーフデ号が豊後(大分県)臼杵に漂着した時、生存者の一人であるウィリアム・アダムス(三浦按針)が慶長5年(1600)大阪で家康と面会し、後に、三浦按針として優遇されることとなりました。
生存者は帰国後、家康公が交易を望んでいることを報告した為、これを受けた国王が親書を持たせ駿府城に特使を派遣をした。オランダからの特使の船は慶長14年に平戸に入港し、同年7月駿府城の家康公を訪問し、特使の訪問を受け家康公は、慶長14年7月(1609)、オランダに対し朱印状を贈り、船の着岸の許可と長崎出島に商館を設けることとを許可。以降、幕末まで出島で交易を行ったとされている。(参考文献「駿府旅行記」)
4月2日のテレビの取材です。