沖縄・中村家住宅(国指定重要文化財)視察

静岡県の組合青年部で国指定重要文化財でもある沖縄中村家住宅を視察してきました。中村家住宅は戦前の沖縄の住居建築の特色を全て備えている建物です。沖縄本島内でこのように屋敷構えがそっくり残っている例はきわめて珍しく、当時の上層農家の生活を知る上にも、貴重な遺構であるということで、昭和三一年に琉球政府から、昭和四七年に日本政府によって国の重要文化財に指定されました。

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入り口には琉球石灰岩の石垣が積んであります。

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大棟の下にある五ヶ所の縦の漆喰、あれなんだかわかりますか?あれ、換気棟だそうです。

沖縄には赤瓦が似合いますね。現在改修工事中新垣家住宅も赤瓦の文化財です。そちらも外から見学させて頂いたんですが、その際お隣の壺屋の店主から先日首里城の赤瓦を焼いた奥原崇典さんが死去されたときき驚きました。NHKのプロジェクトXに出演されいつか会いたいとおもってたやさきのニュースでした。奥原さんは沖縄で唯一、「桶巻き」と呼ばれる製法で瓦を手作りする職人で有名な職人さんでした。また日本の伝統技術者がいなくなってしまいました。

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屋根の上にはシーサーが据付られてます。口があいている阿だから雌でしょうか。いろんな説があるそうですね

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軒先です。しっくいが水をすって植物がはえています。

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