社寺建築

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渡邊商店の
  施工方法

縦桟工法

縦桟工法とは、耐震工法として瓦横方向に縦桟を抱かせることによって瓦の横方向のずれ・浮き上がりを防ぐのが大きな目的で阪神大震災以降、瓦の緊結工法の改善が叫ばれる中、現在の施工に不可欠な工法と思います。
縦桟工法は瓦の安定感はそのままに屋根への荷重は大幅に削減し屋根の軽量化をはかることができます。
また、土葺工法・なじみ土葺工法は瓦の安定感はありますが土の重量が大きく建物への負担が大きい工法です。

のし瓦積み工法

鳥居使用による『ついじ』のし瓦積み工法(目透かし)をお奨めします。
その理由は堂宮建築、独特の流線(曲線)の美を表現でき棟内部の通気性をよくし湿気を防ぐ。(棟積みには南蛮漆喰を使用)練り土は使用してはいけない。
古くは瓦製造の技術力が低くまっすぐなのし瓦が製造できなかったので反ったのし瓦をうまく利用し美観と耐久性を保った古人の知恵がうかがえる絶対に失っては、いけない工法だと思います。

降り棟鬼瓦はステンレスチェーンで固定

下り棟瓦にはステンレスチェーンを棟の中に入れ、積雪や長い年月での荷重による鬼瓦の落下を防止します。又、冠瓦・亀伏間・素丸を使用し風に対しての強度を高め、堂宮建築ならではの流線の美を表現する屋根を施工しています。

軒先・木製面土仕様

弊社では軒先の瓦面土を木製で施工しております。木製で作成しますので大変見栄えもよく、関西地方の堂宮建築でも通常使用されております。

冠瓦には亀伏間・素丸を使用

日本建築の美しい線を屋根に表現する為に 私どもでは、継ぎ手部分が突起状になっていない冠瓦・亀伏間・素丸を棟瓦に使用し、風に対して強く堂宮建築ならではの流線の美を表現する屋根を創造する事を目標にしています。

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原寸図の作成

大まかに原寸図を作成する部位は、軒先部、掛瓦部、拝み部、大棟部、降棟部、隅棟部になります。特に拝み部に関しては大棟鬼瓦の足先角度の決定の材料となるので速やかに原寸図を起こし鬼瓦の発注を行わなければなりません。

棟部原寸図は、鳥居積み工法に欠かせないもので原寸図を書くことによって棟の流線の表現も自由自在になります。

曲線の多い堂宮の屋根では原寸図を書いて施工上の目安としないと勘に頼る作業となり納まりは設計上の意図と全く違う屋根になってしまいます。

掛瓦部原寸図は箕甲の形状の決定資料となりますので、この作業をしていない箕甲の形状は格好が悪く非常に雨仕舞の良くない施工となってしまいます。

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鬼瓦のご提案

社寺新築工事及び屋根替え工事に際して屋根全体のイメージ・鬼瓦に関しては時代考証・時代背景を視点に取り入れることをおすすめいたします。

それぞれの御寺院様の草創・開創年、由緒縁起などが参考になると思いますので是非、考慮なさってください。それぞれの御寺院様の歴史・伝統の再発見にもつながることでしょう。

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工事経歴紹介

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